クロード・ニコラ・ルドゥー Claude Nicolas Ledoux 1736年-1806年
フランス出身の建築家。
王室お抱えの建築家として活躍しましたが、フランス革命期に投獄された後は実物の作品を建てる機会を失ってしまいます。建物の計画案、理想都市像などのスケッチを数多く残し、「芸術、習俗、法制の関係から考察された建物」というタイトルの本にまとめられております。
そこで構想された建物や都市計画は幾何学的構成と完全なシンメトリーが特徴的で、シンプルなつくりながら美しさと崇高さを放っております。 エミール・カウフマンの1953年の著書「三人の革命的建築家 ブレ、ルドゥー、ルクー」によって評価が広まりまり、その構想の多くが現実化されていないことから「幻視の建築家」とも呼ばれ、未だに多く人々にインススピレーションを与えて続けています。