エドワード・ヒックス Edward Hicks 1780年-1849年
アメリカ出身の画家。
クエーカー教徒の家族によって育てられました。クエーカーの信仰は画家としてのヒックスと時として衝突し批判されたりもしました。
ですが、彼はクエーカーの教義を表現に反映させることで信仰と絵の仕事を両立させる道を見つけ、さらに信徒の規則に縛られることなく、宗教では表現できない人間の信仰観を自由に表現しました。
エドワード・ヒックスが描いた「平和な王国」は共に働き、平和に暮らすというクエーカー教の教義と、ぺンシルベニア州創設の時のウィリアム・ペンとアメリカ先住民のレナペ族との間に結ばれた協約の場面を描くとことでその考えをさらに具体化しました。
ヒックスは、アメリカにおけるイギリスの権力に対抗するウィリアム・ペンを尊敬しており、ペンが改革に貢献してくれることを期待していました。
ペンと同様、ヒックスはイギリスの奴隷制度に反対していました。